急性低音障害型感音難聴 ―きゅうせいていおんしょうがいがた かんおんなんちょう―
耳鳴りがする。低音がボンボン響く・・・
といった症状があるときは、この難聴かもしれません。
ストレスや疲労から発症するママさんが多いそうです。
【症状】
これは低音の聴力が落ちる”難聴”の一種です。
難聴とはいっても、高い音は普通に聞こえるので、「聞こえない」ということではなく、「耳が詰まったように感じる」「耳の中に水が入ったように感じる」と訴えるケースが多いようです。
さらに、低音の聴力が落ちているからといって、普段の生活で「低音が聞こえない」と感じるのではなく、人の足音などの低い音がボンボンと響いたり、「ザー」とか「ゴー」といった低音の耳鳴りがします。
【発症の原因】
この難聴は、人間関係や心配事などの精神的ストレスばかりでなく、風邪による体調不良や、睡眠不足、慢性疲労ど、肉体的なストレスが引き金となって発症するといわれています。
妊娠中、子育て中のママさんに多いというのも頷けますね。
では、なぜこうした心身の疲れから急性低音障害型感音難聴を発症してしまうのか・・・
明確な原因は解明されていませんが、内耳の中の「蝸牛(かぎゅう)」という聴覚に関与する機関に関係があるようです。
自律神経が調節を行っているもののひとつに、「血管の縮み具合」があります。
ストレスなどで自律神経に異常が起こると、蝸牛の血管が急に細くなってしまいます。
この影響を一番受けるのが、低い音を感じる神経と考えられているため、低音の聴力が低下する・・・
これが「急性低音障害型感音難聴」のメカニズムではないかといわれています。
特に内耳の血管は非常に細いため、ストレスの影響が出やすいのだそうです。
【予防法】
ストレスや疲れが発症の引き金なので、ストレスをためないことが大切です。ですが、ストレスが全くない環境なんて難しいですよね。なので、
① 睡眠をよくとる
② ストレスを発散できる方法を見つける
③ 軽い運動を続ける
これらが有効な手段です。
とはいっても・・・
充分な睡眠も運動も育児中のママさんには難しいかもしれないですね。ですからせめて、休めるときに休んで無理はしない!そして、たまには好きなことをしてストレスを発散する!これが大事だと思います。
お子さんと一緒にお昼寝したり、パパがお休みの時はお子さんをお願いして美容院や買い物に行ってみたり。
自分なりのストレス発散法を見つけてみてください♪
★リフレクソロジーもストレス解消に役立ちます(^.^)
【もし、発症してしまったら・・・】
早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
この難聴は痛みを伴わないので、忙しさにまぎれ放置しがちです。
受診が遅れると、症状が改善するまでに時間がかかるばかりか、繰り返し何度も発症することにもつながる可能性があるそうなので、早めに受診しましょう。
ママになると、つい自分のことは後回しになってしまいますが、ママ自身の体も大切にしたいですね。
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